「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年5月29日(月)

加計問題、説明責任果たせ

公正な行政ゆがめられた疑念

大平議員

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する大平喜信議員=26日、衆院文科委

 日本共産党の大平喜信議員は26日の衆院文部科学委員会で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設で公平・公正な行政がゆがめられた疑念があるとして、決定の経過を含め説明責任を果たすよう求めました。

 大平氏は、文科省が2015年の国家戦略特区諮問会議に提出した資料を提示。獣医学部新設に対して(1)無制限に(獣医師を)養成することは質の確保の点から望ましくない(2)社会需要の見通しを踏まえ、獣医系大学の定員管理は維持すべき―との考えで臨み、その立場は変わらないのかと確認。文科省の常盤豊高等教育局長は「一貫した立場で話をしている」と答えました。

 大平氏は、政府が閣議決定した「日本再興戦略改訂2015」では、獣医学部新設の検討には、既存の大学・学部では対応困難などの4条件が付けられていたと指摘。「加計の提案がこの『4条件』をクリアしたという認識か」とただしました。

 松野博一文科相は「再興戦略と(獣医学部新設を認めた)追加規制改革事項の関係は、内閣府が説明すべきものだ」などと弁解。大平氏は、獣医学部新設に安倍晋三首相の意向が強く働いたことを示す政府の内部文書が明らかになっているとして、改めて調査し、資料を提出するよう要求。文書の存在を認めた前川喜平・前文科省事務次官の証人喚問を求めました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって