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2017年5月18日(木)

生放送!とことん共産党

国家のための個人 「教育勅語」美化の狙い

大平・吉良両議員ら指摘

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(写真)終了後にポーズをとる(左から)吉良、勝又、大平、隅田、林の各氏=16日

 日本共産党のインターネット番組「とことん共産党」は16日、大平喜信衆院議員をゲストに、「教育勅語」の中身と安倍政権の狙いを語り合いました。司会は吉良よし子参院議員と林竜二郎さん。

 教育勅語は、森友学園が幼稚園児に暗唱させたことで注目を集め、稲田朋美防衛相が「その精神を取り戻すべきだ」と述べて問題になりました。大平氏は「安倍首相が2006年に『教育勅語には大変すばらしい理念が書いてある』とはっきり言っていた」と指摘。吉良氏は「持ち上げるにとどまらず、安倍内閣が教材としての活用を認める閣議決定をして教育現場で使うことはあり得るとしたことが大問題」と話しました。

 「親孝行」「夫婦仲良く」などとする徳目を評価する意見に対し、吉良氏は当時の文部省作成の『国体の本義』(1937年)を示して、「徳目はすべて『忠の道』であって『私の道』ではない」「一旦緩急あれば天皇のために命を投げ出せと言っているのが教育勅語だ」と批判しました。

 大平・吉良両氏は、勅語の精神が憲法の基本的人権を損なうとして、衆院で「排除」、参院で「失効」の決議がされたと説明。大平氏は、“戦争できる国”をめざす安倍政権において「一人ひとりの幸せのために国家があるのに、自民党改憲案は国家のために一人ひとりがいる」と批判し、吉良氏は「いつかきた戦争の道に戻ることは許されない。引き続き頑張りましょう」と呼びかけました。

 「赤旗ナイト」では、勝又秀人、隅田哲両記者が文化面のシリーズ「統制された文化」を紹介しました。


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