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2017年5月17日(水)

放射線授業は不適切

辰巳氏 団体の中立性問題

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=8日、参院決算委

 日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は、文部科学省が委託事業として全国の学校で行っている「放射線出前授業」について、8日の決算委員会で質問しました。

 放射線出前授業とは、児童生徒等の放射線に関する科学的な理解の増進を目的とし、今年度の委託先を5月18日まで公募中です。

 辰巳氏は、「君たちの体にも放射線がちゃんと入っている、良かったねえ」「何かあった時は、鉄板だらけの服着て歩いちゃう」と発言するなど不適切な授業が昨年堺市で行われたことを取り上げました。文科省の藤原誠初等中等教育局長は「重く受け止め、再発防止策を講じた」と答えました。

 文科省は、授業を「中立公正に実施できる」ことを委託の条件としています。辰巳氏は、2014〜16年度に委託をうけた一般社団法人エネルギー・環境理科教育推進研究所の中立性に問題があると批判。同法人の中村日出夫代表理事が原発再稼働を政府に求める民間提言に名を連ねていた事実を示すとともに、同氏が「健康異常が現れるのは500ミリシーベルト以上」という記述を用いるなど放射線の人体への影響を極端に少なく伝える不適切な授業を行っていたことを暴露しました。松野文科相は授業内容を確認すると答えざるを得ませんでした。


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