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2017年5月15日(月)

対北で対話へ役割を

井上氏、国際的な動き強調

参院外防委

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(写真)質問する井上哲士議員=11日、参院外防委

 日本共産党の井上哲士議員は11日の参院外交防衛委員会で、核や弾道ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、経済的圧力と一体の対話を通じて解決を求める国際的な動きが新たに出てきていることに触れ、「軍事力の行使を含むあらゆる選択肢」を持つとする米政権を評価する日本政府を批判し、対話に向けた役割を果たすよう求めました。

 井上氏は、米国のティラーソン国務長官らの「対北朝鮮共同声明」が、北朝鮮との対話の道に復帰するよう求めていることを指摘し、政府の認識をただしました。

 岸田文雄外相は、意味のある対話のためには、「北朝鮮の真剣な意思や具体的な行動が必要だ」として、米国の軍事的選択肢を「抑止力の観点から評価する」と従来の答弁を繰り返しました。

 井上氏は、韓国で誕生した文在寅大統領が北朝鮮に対し軍事的圧力でなく対話を通じた解決を掲げていることにも言及し、「日本がどういう対応を強めるか問われている」と強調。米国の軍事的選択肢を一方的に評価する政府に対し、「意味のある対話をつくりだすための対話もある」と独自の役割を果たすよう求めました。


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