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2017年5月12日(金)

首相発言の撤回求める

衆院憲法審幹事懇 赤嶺議員ら

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 安倍晋三首相が憲法9条に自衛隊を書き込み2020年に施行すると発言した問題をめぐり、衆院憲法審査会は11日、断続的に幹事懇談会を開きました。日本共産党、民進党、社民党は首相による立法府に対する介入だと批判。首相発言の撤回を求めました。

 共産、民進、社民は、安倍首相による憲法改正発議権をもつ国会への不当な介入は07年、13年に続く3度目であり、「断じて容認できない」と批判。特に20年と改憲施行期限を区切ったことは、憲法審査会での議論にたがをはめることになりかねないもので「重ねて容認できない」と強調しました。

 与党側は、首相発言は自民党総裁としての考えを党内に向けて示したものであり、「20年施行」についても問題ないとの立場に固執。共産党の赤嶺政賢議員は「憲法改正の発議権をもたない行政府の長が不当に立法府に介入してきたものであり、撤回すべきだ」と強く主張しました。

 議論が平行線をたどるなか、自民党の船田元・幹事から「総理がらみの発言であることは間違いない。それはみんなの認識だ」との発言があり、中谷元・幹事は「20年施行」について「憲法審査会の具体的スケジュール等は、本審査会自身が各党各会派の協議によって決定するものであり、これに縛られるものではない」と表明。次回18日の審査会冒頭に森英介審査会長が「憲法改正の発議権を有しているのは、あくまでも国会」「私どもの責任において、主体性をもって与野党で丁寧な議論を積み重ねていかねばならない」との趣旨の発言を行う方向となりました。


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