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2017年5月11日(木)

人事官・原子力規制委員長候補者

衆院議運で所信聴取

塩川議員が質問

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写真

(写真)塩川鉄也議員

 衆院議院運営委員会は9日、政府が国会に同意を求めている人事官候補者の一宮なほみ(現人事院総裁)、原子力規制委員会委員長候補者の更田豊志(現同委員会委員)両氏の所信聴取を行いました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は、一宮氏が人事院総裁として2014年の人事院勧告で行った給与制度の総合的見直しについて「職務給原則を損ない、勤務地と年齢による賃金格差をつくるものだ」と指摘。「人事院の労働基本権制約の代償機能としての役割を否定するものだ」として、認識をただしました。

 一宮氏は「民間賃金の低い地域に合わせた給与の再配分をしたもので職務給の原則に反するものではない」と主張しました。

 塩川氏は更田氏に対し、福島第1原発事故の原因について「事業者や規制機関の不作為と考えるのか、想定外の自然災害によるものと考えるのか」と質問しました。更田氏は「事故の引き金を引いたのは想定外の事象だが、事故の準備に関しては不十分なところがあった」と答えました。

 塩川氏が、原子力事業者の根深い隠蔽(いんぺい)体質についての認識をただすと、更田氏は「上から目線の体質というのは感じている」と答弁。改善については「電力(事業者)と規制当局、国民との間でのコミュニケーションの透明性を高めていく以外に方策はない」と答えました。


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