2017年5月1日(月)
9条の役割 広く認知
各社の世論調査から
憲法施行70年を前に各社が行った世論調査で、憲法9条の役割が国民に広く認知されていることが浮き彫りになりました。
共同通信の調査では、日本が戦後、海外で武力行使しなかった理由について「憲法9条があったからだ」が75%に上りました。9条の存在とは「関係ない」は23%でした。
同社は「戦後9条が果たしてきた役割は国民に浸透している現状が明確になった」と分析しています。
9条改正をめぐっては賛否が拮抗(きっこう)した一方、安倍晋三首相の下での改憲には51%が反対。賛成は45%でした。
NHKの調査では、9条が日本の平和と安全に「非常に役に立っている」が29%、「ある程度役に立っている」が53%でした。「役に立っている」と答えた人が、初めて8割を超えたといいます。
9条改正については、「必要」が25%だったのに対し、「必要ない」は57%でした。
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