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2017年5月1日(月)

医師の残業規制求める

高橋議員 過重労働なくす検討を

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=4月28日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は4月28日の衆院厚生労働委員会で、政府の「働き方改革」が医師の残業規制を5年猶予するとしたことを批判し、医師の過重労働をなくす具体的な検討を行うよう求めました。

 高橋氏は、厚労省の報告書で「医療従事者の自己犠牲を伴う負担と士気に過度に依存したシステムであってはならない」としている認識は共有できるとしつつ、「結局、医師を増やさず、『改革』の例外とするのか」と追及。「夜勤労働者の労働時間は昼間の労働時間よりも平均して少ないものであるべき」などとした国際労働機関(ILO)178号勧告も引きながら、「緊張が続き、命にかかわる仕事であり、むしろ残業上限を低くして、医師や看護師も『家族の顔が見られる』職場にすべきだ」とただしました。

 塩崎厚労相は、医師の労働時間の上限規制については、「医師法にもとづく応召義務等の特殊性を踏まえた対応が必要だ」などと主張。夜勤を含めた長時間労働の抜本改善を先送りする姿勢に終始しました。


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