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2017年5月1日(月)

トランプ政権発足100日

「成果」誇示も厳しい運営

低支持率・各地で抗議デモ…

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 【ワシントン=遠藤誠二】米トランプ政権は29日、発足から100日目を迎えました。1月20日に就任したトランプ大統領は、移民排斥、環境破壊、軍拡路線など、危険なタカ派路線を推進し、内外の批判を受けてきました。一方で、特定の中東・アフリカ諸国からの入国禁止令や、医療保険制度改革(オバマケア)の見直し法案などの一連の公約が、司法・議会の反対でとん挫。低支持率が続くなか厳しい政権運営を強いられています。

 29日は、首都ワシントンをはじめ全米各地で、トランプ政権の環境破壊政策などに反対する数万人規模のデモが行われました。就任式以来の多くの参加者が、反トランプの意思を示しました。

 大統領自身は同日夜、東部ペンシルベニア州ハリスバーグで開かれた支持者集会で演説。「米国第一」主義を前面に出し、政権運営100日間の「成果」を誇示。マスコミ攻撃も行い、「われわれは(メキシコ国境の)壁を持つことになる」などと強気の姿勢を示しました。一方で、北朝鮮をめぐる一連の問題では、「中国がわれわれを助けてくれている」と主張しました。

 政権3カ月余を経て、米政権は、北朝鮮による核兵器・ミサイル開発問題という難題に直面しています。他の政策でタカ派的な政策をとるトランプ政権ですが、同問題をめぐっては、経済制裁の強化とともに外交での解決も模索する動きも見せています。


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