2017年4月27日(木)
“すぐ首取れとは、なんちゅうことか”
二階・自民幹事長 無反省示す暴言
自民党の二階俊博幹事長は26日、東京都内のホテルで講演し、今村雅弘復興担当相が東日本大震災をめぐる暴言で同日、辞任した問題について、「マスコミはあますところなく記録を取って、一行でも悪いところがあったらすぐ首を取れと。なんちゅうことか」と批判の矛先をマスコミに向けました。
さらに、「人のあたまをたたいて血を出したという話ではないのだから、いちいち首を取る(辞任)まで張り切っていかなくてもいいのではないか」と述べ、今村氏の辞任は必要ないという認識を示しました。
二階氏の発言は、自民党の幹事長としてまったく無反省な姿勢を示す暴言です。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で「本末転倒だ。報道の自由、メディアの存在意義を根本から否定しかねない発言だ」と述べました。