2017年4月25日(火)
黙っていられない
辺野古護岸工事阻止 続く座り込み
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沖縄県うるま市長選挙から一夜明け、辺野古新基地建設に伴う護岸工事強行をやめさせようと、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前では早朝から100人ほどが座り込みました。
座り込み現場責任者で沖縄県統一連の瀬長和男事務局長(63)は「うるま市長選に負けて人数が少なくなるかなとも思いましたが、迫る護岸工事に“黙っておれない”と100人を超える人が座り込みに参加する姿を見て勇気付けられた」といいます。
この日は抗議船やカヌーも出て海上抗議を行いましたが、工事の動きはありませんでした。
政府は、護岸工事で石材を海中に投下したうえで「K9」護岸の建設から着手します。しかし現場で搬入車両を監視する責任者は、石材はK9護岸に必要な量の2割程度しか搬入されていないとみています。抗議船船長の北上田毅さんは「護岸工事に必要な重機や石材を搬入する道路も未完成です。近いうちにセレモニー的に“着手”を演出するかもしれませんが、本格着工は難しいのではないか」と話しています。
男性(65)=那覇市=も「“護岸工事に着工する”という話を聞いて、ますます頑張らないと、と思いました。勝つためにはあきらめず頑張りたい。座り込んで1分でも1台でも車両搬入を遅らせたい」と意気込みます。
政府 きょうにも強行
政府は、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「移設」先とする同県名護市辺野古で、25日にも護岸工事を開始する方針を固めました。