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2017年4月22日(土)

国際協力銀 国会軽視の融資決定

共産党・大門議員らが抗議

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(写真)国際協力銀行に抗議するこちら向き左から大門、岩渕、武田の各参院議員=21日、参院議員会館

 日本共産党の大門実紀史、岩渕友、武田良介の各参院議員は21日、現地で環境破壊だと反対運動が起きているインドネシア・チレボン石炭火力発電所建設計画に国際協力銀行(JBIC)が巨額の融資を決定した問題で、JBICに厳しく抗議するとともに説明を求めました。

 大門氏は13日の財政金融委員会で、同計画に対し地元住民が環境許認可の無効を求める行政訴訟を起こしていることを示し、訴訟確定前に融資決定すべきではないと主張。JBICの近藤章総裁は「判決が出れば環境ガイドラインに基づき内容を精査し、適切に対応していく」と答弁していました。ところがJBICは、住民の訴えを認める判決が出る前日の18日に突然融資を決定しました。

 大門氏が経過をただしたのに対し、JBICの稲葉裕電力・新エネルギー第1部部長は「JBICは訴訟の当事者ではない。5月9日の売電契約締結期限に間に合うよう決定した」などと釈明。大門氏は「国会答弁と全く違う。国会審議をどう考えているのか」と厳しく批判しました。

 稲葉氏は「判決文を入手して精査し、環境ガイドライン上の違反があれば貸し出しをしないことも含め検討する」とし、現時点では売電契約締結期限までの貸し出しは難しいとの見方を示しました。


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