2017年4月22日(土)
北ミサイル「強く非難」
国連安保理が声明
【ワシントン=池田晋】国連安全保障理事会は20日、北朝鮮による16日の弾道ミサイル発射を「強く非難」する報道機関向け声明を発表しました。発表には全15理事国の賛成が必要で、米ロが文言をめぐって対立していましたが、修正案で一転して合意に至りました。
声明は、これまでの安保理決議に違反するミサイル発射に「最大限の懸念」を示すとともに、さらなる違反行為をただちに停止し、核実験についても実施しないよう要求。状況を注視し、「制裁を含むさらなる重大措置」を取ることを警告しています。
米国が当初提示した案には、過去の声明にあった「対話を通じて」問題を解決するとの文言がなく、ロシアはこの文言を入れるよう主張。米国が受け入れる形で合意に至りました。