2017年4月21日(金)
山内候補 猛追、大逆転へ
沖縄・うるま市長選 基地被害根絶、翁長知事共に
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大激戦の沖縄県うるま市長選(23日投票)で、市民にやさしく、米軍基地被害を取り除く市政に変えようと奮闘する山内スエコ候補=社民、共産、社大、自由、民進推薦=は、現職の島袋俊夫候補=自民、公明推薦=を相手に、何としても勝ち抜くと猛奮闘を続けています。20日は、翁長雄志知事の応援を受けて、市内を細かく回り、気迫ある訴えを行いました。
夕方の安慶名(あげな)交差点での大街頭演説には「猛追から逆転へ、街頭演説を成功させよう」と多くの聴衆が集まりました。びっしりの人垣を見て、「がんばって」と声をかけていく人も。
「あと3日というところで、相手候補に並び、抜き去ろうとしている。女性市長を誕生させよう」と呼びかけた翁長知事。「沖縄県の経済が大変よくなっているのに、うるま市は雇用も所得も悪い」と指摘し、「山内スエコ市長と二人三脚で、子や孫に夢と希望を与える県政・市政をつくっていきたい」と力を込めました。
山内候補は、「市民一人ひとりが幸せだと思う市になっているでしょうか。今こそ、チェンジです」と語りかけ、「翁長知事と一緒に、経済も基地問題もしっかり取り組んでいきます。私に任せてください」と訴えました。
島袋陣営は、この日は佐喜真淳宜野湾市長が応援に入り、「実績のある市長をかえる必要はない」と訴えました。
女性(36)=うるま市江洲在住=は、自民党選対委員長が山内候補の学校給食無料化公約を詐欺的手法などと批判したことに、「市長選は市民が決めることなのに、外から乗り込んできた人が何をえらそうな。辺野古の基地を力で押し通すことと通じるものがあると思った」と語りました。