2017年4月18日(火)
原発被害者支援せよ
吉良氏 復興相の暴言追及
参院決算委
日本共産党の吉良よし子議員は17日の参院決算委員会で、東京電力福島第1原発事故による「自主避難者」が帰還できないのは「本人の責任」だと切り捨てた今村雅弘復興相の暴言についてただしました。
吉良氏は、今村氏が謝罪後も避難者の“自己責任”だとしていることを批判。「『自主避難者』が避難を余儀なくされているのは、避難者自身の責任なのか」と追及しました。
今村氏は「原発事故のために避難している」と認めつつも、避難者の“自己責任”だとする考えは撤回しませんでした。
吉良氏は「本当は帰りたい。でも、事故前より何十倍も汚染されている土地にはまだ帰れない」との「自主避難者」の声を紹介。今村氏の辞任を求めると同時に、「問題は、福島原発事故を『終わったもの』にしようとする政府全体の方針だ」と述べ、国と東電が責任をもって被害者への賠償と支援を行うよう求めました。