2017年4月15日(土)
難病患者 国会に署名提出
「安心して生き働きたい」
全国パーキンソン病友の会
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全国パーキンソン病友の会(会員8200人)は14日、国会内で集会を開き、患者・家族ら約140人が参加しました。「難病患者が安心して生き、働ける社会の実現を求める請願署名」約5万3000余人分を各党の国会議員に届けました。
闘病19年目という中村博会長があいさつ。「年々患者が増え13万人とされるなか、新しい治療薬も出ているが問題もある。患者が意見をまとめて動かないと。難病を乗り越え、希望を持っていきたい」と話しました。
パーキンソン病は国の指定難病の一つで、震えや動作緩慢、転びやすくなるなどの症状が出る進行性の病気です。治療薬の開発も進んでいますが、医療費負担が深刻といいます。全会員対象のアンケート調査で、難病法施行(2015年1月)後、自己負担が増えた患者が圧倒的に多いことが分かりました。
請願項目は、▽国は完治療法開発をめざし研究体制、研究費用の充実に全力をあげる▽医療費の自己負担軽減▽希少性要件などを理由に指定難病から外さない―など。
各党議員が参加。日本共産党から倉林明子参院議員が「皆さんの声、要求が少しでも前進するよう論戦につなげていきたい」と話しました。