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2017年4月13日(木)

海自、米空母と訓練も

新指針具体化の動き 対「北」圧力に参加

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 海上自衛隊が、朝鮮半島近海に向け北上している米原子力空母カールビンソン打撃群との共同訓練を検討しています。12日、関係者への取材で分かりました。

 米軍は、核実験を強行する可能性も指摘されている北朝鮮に物理的圧力をかけています。共同訓練は、こうした米軍の行動への事実上の参加であり、新ガイドライン(日米軍事協力の指針)や戦争法具体化につながる動きです。

 関係者によると、訓練はカールビンソンの北上に合わせ、近く日本近海で実施する方向で検討されています。韓国・聯合ニュースによれば、カールビンソンは15日ごろ朝鮮半島近海に到達する見通しです。

 海自の護衛艦は3月7〜10日と27〜29日、米韓合同軍事演習に参加するため展開していたカールビンソンと合流し、東シナ海周辺海域ですでに共同訓練を行っています。

 今回の演習で、安保法制=戦争法で可能になった、自衛隊が米軍の艦船を守る「武器等防護」については予定はないといいます。ただ、15年4月の新指針では、何らかの事態が発生した際に日米が部隊展開して相手側に軍事的な意図を伝える「柔軟抑止選択肢」(FDO)が新たに盛り込まれており、その実行にあたるとみられます。


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