2017年4月7日(金)
核兵器禁止条約の国連会議
志位委員長「驚くべき成果」
日本共産党の志位和夫委員長は6日、国会内での記者会見で、自身も訪米して参加した「核兵器禁止条約の国連会議」(第1会期・3月27日〜31日)について「想像を超える驚くべき成果をあげた」と語りました。
志位氏は、第1会期の最終日に、エレン・ホワイト議長が第2会期(6月15日〜7月7日)の最後までに核兵器禁止条約を採択することになるだろうと宣言したことを紹介。第1会期で同条約について、原則と目的、禁止する内容、制度的な手続きなど、あらゆる側面からの検討が行われ、最後の仕上げの段階になっていることを報告し、「ホワイト議長の言うように、第2会期の最後までに採択される可能性が生まれてきた」と述べました。
そのうえで志位氏は、「採択されれば、歴史上初めて核兵器が違法化され、悪の烙印(らくいん)が押される道が開かれることになる」と強調。「核保有国が最初は条約に参加しなくても、追い詰められて政策変更を促されることになっていく。この(核兵器禁止)流れに背を向けている安倍政権の立場は、被爆国政府として、厳しく問われる局面になると思います」と語りました。