2017年4月6日(木)
オスプレイ飛ばすな
群馬の住民、政府に要請
塩川・梅村氏同席
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「オスプレイ来るな!日米合同演習やめよ!群馬県実行委員会」は5日、国会内で防衛、国交両省に対し、3月に米軍オスプレイが参加して強行された日米合同演習に抗議し、オスプレイの横田基地配備の撤回や訓練飛行の中止などを要請しました。
日本共産党の塩川鉄也、梅村さえこ両衆院議員、伊藤祐司群馬県議、はせだ直之衆院群馬2区予定候補、伊藤達也同5区予定候補が同席しました。
自衛隊相馬原(そうまがはら)演習場(群馬県)と関山演習場(新潟県)で強行された日米合同演習ではMV22オスプレイ6機が投入されました。要請文は、1日あたり最大4機のオスプレイが群馬県上空に飛来し、高崎市、前橋市などの市街地上空を通過したことや事前通告なしで飛行したことを厳しく批判。その上で、配備の撤回と訓練中止を要望し、飛行計画(経路、時間帯など)を事前に公表することや、人口密集地や学校、病院など公共の建物上空を飛ばないとした日米合同委員会の合意を米軍に守らせることを求めています。
参加者は市街地上空を飛行した目撃証言などを示しながら、「群馬大付属病院や学校の上を飛んでいた。防衛省はこうした事実を確認しているのか」と追及。防衛省の担当者は「具体的なルートは承知していない」と答えました。参加者は「実際に飛んでいるのにそれを調べようとしない」「米軍優先で国民の安全は考えていない」と憤りの声を突き付けました。
塩川議員は「日米合同委員会の合意すら守られていないのは許されない。配備撤回や訓練中止の要望を正面から受け止めるべきだ」と話しました。