2017年4月6日(木)
復興相の資質に疑念
穀田国対委員長が暴言批判
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は5日、国会内で記者会見し、今村雅弘復興相が4日の会見で東京電力福島第1原発事故の自主避難者が帰れないのは自己責任と思うかと問われ「基本的にはそうだ。国はできるだけのことはやった」と述べたことについて、「国の責任を根本から否定するもので、復興相の資質に疑念を持たざるを得ない」と批判しました。
穀田氏は、今村氏が3月12日のNHK番組でも「ふるさとを捨てるというのは簡単だが」と発言していたことをあげ、「この発言を日本共産党の高橋千鶴子議員が衆院本会議で厳しく批判したその日に、また暴言を吐いたことは重大だ」と強調しました。
穀田氏は、子ども被災者支援法が、被災者一人ひとりについて「他の地域への移動および移動前の地域への帰還についての選択を自らの意思によって行うことができる」「被災者がそのいずれを選択した場合であっても適切に支援するものでなければならない」とし、国の責任で支えていかなければならないと定めていることを紹介。「そのことを根本から否定する発言で許されない」と批判しました。