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2017年3月30日(木)

志位委員長、オーストリア軍縮大使と会談

「憲法で核兵器を禁止し、全政党が支持している」

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(写真)オーストリアのハイノッチ大使(中央)と懇談する志位委員長(その右)=28日、ニューヨーク(遠藤誠二撮影)

 【ニューヨーク=遠藤誠二】日本共産党の志位和夫委員長は28日、ニューヨークの国連本部でオーストリアのトーマス・ハイノッチ軍縮大使と会談し、「核兵器禁止の国連会議」成功にむけて意見交換しました。

 志位氏は、今回の会議について国連に提出した「要請文」を手渡し、自身の見解を説明。「今回の『国連会議』で核兵器禁止条約の早期締結にむけた国際的合意を達成することを強く願っています」と述べました。

 ハイノッチ氏は、「とても良い内容です。われわれが目的にしていることを支持してくださって感謝します。このことを日本でも多くの人に訴えて広げてほしい」と応じました。

 志位氏は、日本では「ヒバクシャ署名」が取り組まれ、170万筆以上集まったことを紹介するとともに、オーストリアが核兵器廃絶で積極的役割を果たしている理由はどこにあるのかと質問。ハイノッチ氏は、オーストリアは(1)人道に重きをおいた外交政策をとり続けてきた(2)核戦争の惨禍に巻き込まれる可能性のあった東西冷戦を経験した―二つの理由から、憲法で核兵器を禁止しすべての政党がそれを支持するなど、文字通り核兵器廃絶は国民的コンセンサスになっていると話しました。

 さらにハイノッチ氏は、「今回の会議開催は最初のステップです。今後、具体的な措置を一つずつ積み上げていきたい」と抱負を語りました。また、アメリカなど核保有国と一部の同盟国が「核兵器禁止条約は意味がない」と主張していることについて、「それならなんであんなに強く反対しているのか。意味があるから反対の声をあげているのでは」と皮肉を込めて批判しました。志位氏は、「昨日の米国国連大使の行動は、禁止条約がどんなに重要かをアメリカ自身が証明するものとなりました」と応じました。


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