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2017年3月28日(火)

志位委員長、国連会議議長と会談

ホワイト氏 「人々の署名が私に力」

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(写真)国連会議のホワイト議長(右)と握手する志位委員長=26日、ニューヨーク(遠藤誠二撮影)

 【ニューヨーク=遠藤誠二】日本共産党の志位和夫委員長は26日、「核兵器禁止条約の国連会議」のエレン・ホワイト議長(コスタリカ)とニューヨーク市内で会談、国連に提出した「要請文」を手渡し、会議成功にむけた意見交換を行いました。

 志位氏は、「国連会議」に対する日本共産党の立場について、「核保有国の参加を追求しつつ、仮に最初は参加が得られなくても賛成する諸国によって核兵器禁止条約の締結に踏み切り、それを力にして核兵器全面廃絶に進むことが大切だと考えます」と説明。「長いプロセスになることも予想されますが、各国の意見をまとめあげ、禁止条約の実現につながる成果をあげることを心から願っています」と語りました。

 ホワイト議長は、核兵器の非人道性に対する理解の高まり、国連を含む多国間会議の場における核軍縮議論のこう着状態への不満の高まりという二つの要素が合わさって、国連総会で今回の会議開催が決まったと指摘。「総会決議は、できるだけ早期に核兵器を禁止する法的拘束力のある協定を結ぶことをもとめており、それは『核兵器のない世界』という国際社会が共有する大義への一歩になります」と述べました。

 議長はさらに、「今週は歴史的な1週間になります。禁止条約の中身について、よい助言となる実りある議論、具体的な提案がされることを期待します。6〜7月の第2会期では議長による草案を提出するようにしたい」と語りました。

 志位氏は、「核兵器禁止条約を実現する最大の保障は、世界の草の根の世論と運動だと思います」と述べ、日本で「ヒバクシャ国際署名」が取り組まれ、すでに170万人以上になったことを紹介。英語とスペイン語の署名簿を手渡し、「全世界で数億を目標に取り組まれています」と説明しました。

 ホワイト議長は、「ヒバクシャ国際署名」についての志位氏の説明に、胸に両手をあてて聞き入り、「そのような署名は、私に強さを与えてくれます」と感謝。「地球上の命、将来世代の命を守ることはわれわれ世代の責務だというのが核兵器廃絶を求める最大の動機ですが、それほど多くのメッセージがあることを知り、あらためて感動しています」と応じました。


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