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2017年3月24日(金)

共産党提出のシルバーパス条例改正案

“6月都議会で可決を”

あぜ上議員訴え 継続審査決まる

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(写真)意見を表明する、あぜ上三和子都議=23日、都議会厚生委

 東京都議会厚生委員会は23日、日本共産党都議団が提出していたシルバーパス(70歳以上高齢者のバス・都営交通乗車証)の自己負担額を所得に応じて多段階化し、対象交通機関を拡大するなどの条例改正案を賛成多数で継続審査としました。

 日本共産党の、あぜ上三和子都議は6月の第2回定例会で可決するよう呼びかけました。自民党は否決を主張し継続に反対しました。

 条例改正案は(1)シルバーパスの対象に新たに多摩都市モノレール、ゆりかもめを加える(2)自己負担額(住民税課税で所得年125万円超の人は年額2万510円、それ以外の人は同1000円)を所得に応じた額とする(3)バスの乗降車地点いずれかが都内であれば利用可能とする(現行は乗降車とも都内に限定)―内容。必要な財源は年52億円です。

 採決に先立ち、あぜ上氏は、自民党が質疑で「予算を伴う条例提案は行政との事前調整が必要」と主張したことにふれ、「議員の議案提出権を制約するもので不適切」と批判。条例改正案について「高齢者の負担を軽減し、高齢者の利用の拡大を図るもので、都民の強い要望となっている」と述べ、各会派の賛同を強く訴えました。

 22日の同委員会では共産党の和泉なおみ都議が条例改正案の趣旨を説明し、費用負担が重く対象年齢の高齢者に占めるパス利用者の比率が1999年度の72%から2015年度は46%に低下したと指摘。所得年125万〜190万円の人に3000円のパスを発行することを考えていると述べ、「高齢者の社会参加を促進するためにも、負担を軽減し利用拡大を図ることが求められている」と強調しました。


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