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2017年3月22日(水)

教育勅語称賛を追及

井上議員 稲田氏は大臣失格

参院委

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(写真)質問する井上哲士議員=21日、参院外防委

 日本共産党の井上哲士議員は21日の参院外交防衛委員会で、稲田朋美防衛相が「教育勅語の精神は今も目指すべきだ」などと称賛していることについて、「大臣としての資質が厳しく問われる」と辞任を求めました。

 井上氏は、教育勅語の一連の「徳目」は「一旦緩急あれば義勇公に奉じ以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし(重大事態があれば天皇のために命を投げ出せ)」という教えにつながり、若者を戦争に動員するために使われたと強調。稲田氏が雑誌対談で「私は最後の…一行も含めて教育勅語の精神は取り戻すべき」(『WiLL』2006年10月号)と述べていることもあげ、認識をただしました。稲田氏は「自分の国を命がけで守る気概を持つことの大切さを今も維持している」などと答えました。

 井上氏は、教育勅語は憲法に反すると衆参両院でも排除・失効決議が上がっているとして、「この決議を認めないのか」と批判。稲田氏が2012年4月の講演で、裁判官、検察官、弁護士などに対し、「今の憲法が正しいと信じている憲法教という新興宗教がはびこっている」とやゆしていることも示し、「驚くべき憲法観だ」とただしました。

 稲田氏は「野党時代の一議員の講演の一節」などと強弁。井上氏は「憲法擁護義務に反するようなことを発言してきた。大臣の資格はなく辞任すべきだ」と厳しく批判しました。


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