2017年3月22日(水)
「ヒバクシャ署名」7団体が共同行動
「核兵器廃絶 全世界の願い」 広島
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広島県被団協など広島県の被爆者7団体は21日、広島市中区の原爆ドームそばの元安橋で宣伝し、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。約30分間で国内外から306人の署名が寄せられました。
7団体がそろって署名に取り組むのは昨年7月以来です。
県被爆者団体連絡会議の吉岡幸雄事務局長は、国連で27日から核兵器禁止条約の交渉会議が始まることを紹介し「被爆者が長い間、待ち望み、心の底から願ってきた」と表明。「核兵器廃絶の声を全世界に広げる意気込みで署名に取り組む」と訴えました。
県朝鮮人被爆者協議会の金鎮湖理事長は「核兵器廃絶は我々被爆者だけの願いではない。平和を愛する全世界、全人類の願いだ」と強調。県被団協の佐久間邦彦理事長は「日本政府は被爆者の立場に立ち、参加すべきだ」と訴えました。
名古屋市から訪れた男性(41)は「平和について知りたいと思い広島に来ました」と話し、署名しました。