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2017年3月21日(火)

カジノ弊害計り知れず

大阪 大門氏迎えつどい

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(写真)会場からの質問に答える(右から)大門、わたなべ、井上浩大阪市議=19日、大阪市西成区

 大阪市の日本共産党木津川南地区委員会は19日、大門実紀史参院議員を迎え、わたなべ結衆院大阪3区予定候補(近畿比例重複)とともに、カジノをテーマに大阪市西成区でつどいを開きました。大門氏は「人のお金を巻き上げるだけのばくちは、経済対策と呼べるものではありません」と強調しました。

 「カジノ(賭博)解禁推進法」は昨年末、自民・維新の主導で強行成立され、1年以内に「実施法」を整備することになります。大阪では松井一郎府知事(維新の会代表)が旗振り役となり、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)の大阪市・夢洲(ゆめしま)誘致を進めています。

 大門氏は、カジノの狙いは観光や地域振興ではなく、国民の貯蓄を吸い上げることだと指摘。経済活動を阻害すると明治天皇が賭博を刑法で禁じた経緯を説明しました。

 また異常な値引きで国有地を取得した学校法人「森友学園」問題についても触れ、安倍政権と維新を批判しました。

 わたなべ予定候補は、韓国のカジノ・江原(カンウォン)ランドの視察を報告しました。わたなべ予定候補は、カジノによる破産、離婚、自殺、青少年への影響などで地域社会に深刻なダメージがあることを示し、「大阪にカジノをつくる弊害は計り知れません」と訴えました。

 つどいに参加した住吉区の男性(68)は「改めて危険性がわかった。『カジノはあかん』の声を広めていきたい」と話しました。


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