2017年3月21日(火)
1万人“フクシマ忘れない”
さようなら原発全国集会
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「3・20 いのちを守れ!フクシマを忘れない―さようなら原発全国集会」が20日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれました。1万1千人(主催者発表)が参加。集会後、2コースでデモ行進し、「国と東京電力は責任を果たせ」「再稼働反対」とアピールしました。主催は、「さようなら原発」一千万署名市民の会。落合恵子さんが主催者あいさつしました。
東電福島第1原発事故後も福島県内で暮らしている市民や県外避難者などが訴えました。
子育て中の母親で福島県郡山市から参加した野口時子さんは「低線量被ばくへの不安がある。子どもたちがおとなになり、親になるまで、子どもたちを守る責任を果たしたい」と語りました。
郡山市から事故当時12歳だった娘と川崎市に避難している松本徳子さんは、今月末に迫る自主避難者への住宅支援打ち切りを批判。「ふるさとを奪われた人にも、福島にとどまった人にも、危険を感じて避難した人にも、国と東電は等しく責任を果たすべきです」と訴えると「そうだ」の声があがりました。
福島原発事故の収束作業に従事し、白血病を発症した男性(42)は、労働者を使い捨てる現場の実態を告発。日印原子力協定国会承認反対キャンペーンの福永正明さんは「インドにもどこにも原発売るな」と訴えました。
総がかり行動実行委員会の福山真劫共同代表、脱原発をめざす首長会議世話人の三上元氏(元静岡県湖西市長)が連帯あいさつしました。