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2017年3月19日(日)

政治家関与 解明を

森友問題 小池書記局長訴え

大阪駅前に聴衆ぎっしり

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(写真)大阪駅前に集まった人たちに訴える小池書記局長(右)。(左へ)石川大阪府議、清水衆院議員=18日、大阪市北区

 学校法人「森友学園」への国有地格安払い下げが安倍政権を揺るがす大問題となる中、日本共産党の小池晃書記局長は18日、大阪駅前の街頭で、徹底解明への決意を力強く訴えました。ビラが次々受け取られ、聴衆が歩道やデッキにぎっしり詰め掛け、小池氏の話に熱心に耳を傾けました。

 小池氏は、23日に同学園の籠池泰典氏(理事長退任を表明)の証人喚問を行うことを自民党が「総理を侮辱したからだ」と述べていることについて、「証人喚問は真実を明らかにするためのものだ。お門違いも甚だしい」と批判。「籠池氏のみならず財務省の関係者も呼ぶ必要がある。徹底解明へ引き続き力を尽くす」と訴えると、大きな拍手が起こりました。

 さらに小池氏は、大阪府も、森友学園が開設をめざしていた小学校の認可にかかわる財務省との面談記録を「ない」としていると批判。借金による小学校の開設ができるよう府が規制緩和し、財務省も学園側の要望通りの“超格安”で国有地を払い下げたとして、「できすぎの二人三脚だ。府の審議会に森友学園がどんな資料を出したのか、政治家のかかわりがどうだったのか、松井一郎府知事は明らかにすべきだ」と強調しました。

 そして、教育勅語の暗唱など異常な「教育」を行う森友学園を持ち上げてきた安倍晋三首相夫妻の道義的な責任は免れないと述べました。

 小池氏は、アベノミクスや「働き方改革」などあらゆる分野で安倍政治の破綻が明らかになっていると指摘。「暴走し、迷走する安倍自公政権を倒すときだ。野党共闘の旗を掲げる日本共産党と一緒に、自民、公明、維新の悪政3兄弟に退場の審判を下し、新しい政治をつくろう」と力を込めました。

 演説では、わたなべ結衆院大阪3区予定候補(比例重複)が司会を務め、清水忠史衆院議員、石川たえ府議がともに訴え、「野党と市民の共闘で森友問題の解明を進めよう」(清水氏)、「粛々と『認可』をしようとしていた府の責任を追及する」(石川氏)と決意を述べました。

 大阪府枚方市から来た60歳代の女性3人組は「年金は下がり、保険料は上がっているのに、国有地を8億円も値引きするなんて信じられない。8億円よ」「教育勅語を園児に暗唱させるなんて、ほんと怖いわね」「小池さんの話を聞いてすっきりした。トカゲのしっぽ切りじゃなくて、疑惑をすべて解明してほしい」と口ぐちに語っていました。


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