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2017年3月18日(土)

農家・農協への介入だ

紙氏 安倍農政を批判

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(写真)紙智子議員

 日本共産党の紙智子議員は9日、参院農林水産委員会で安倍農政についてただしました。

 安倍晋三首相は、施政方針演説で「攻めの農政の下、新規就農者は統計開始以来2万3千人を超えた。生産農業所得は過去11年間で最も高い水準まで伸びた」と強調しました。

 紙智子議員がこの発言について農水省に詳細をただすと、佐々木康雄統計部長は、新規就農者の統計開始時期は10年前で新規就農者が増えた要因は新規就農者支援制度等が要因だと答弁。生産農業所得が増えた要因については2010年から始めた戸別所得補償で増加したと答えました。

 紙氏はどちらも民主党政権がつくった制度の効果が現れたもので「攻めの農政の下」ではないと述べました。

 紙氏が農業者や農協のなかで「農業競争力強化プログラム」に対する不安が絶えないのはなぜかと聞いたところ山本有二農水相は「(理解を得るには)時間を頂戴したい」と述べるのが精いっぱいでした。全農に改革計画を作らせ、与党と政府がなぜフォローアップするのかとの質問には答弁に立つことすらできませんでした。紙氏は、農業競争力強化法に「農家の努力」を規定するなど安倍農政は、農家の営農の自由や農協の自主性に介入することになりかねないと指摘しました。


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