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2017年3月18日(土)

給付型奨学金法案 「丁寧な相談体制が先」

衆院委 大平議員に花井氏

参考人質疑

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(写真)参考人に質問する大平喜信議員=17日、衆院文科委

 衆院文科委員会は17日、給付型奨学金法案について参考人質疑を行い、日本共産党からは大平喜信議員が質問しました。

 大平氏は、同法案が学業成績不良の学生から、給付した奨学金の返還を求めることができるとされていることについて、どう思うかを参考人に質問しました。

 労働者福祉中央協議会の花井圭子参考人は、生活費のためにアルバイトに追われる生活をしている学生が多いことや、試験の日も休みを取らせないブラックバイトの問題に触れ、単位が取れなくて困っている学生が多くいることを指摘。「奨学金の打ち切りや返還といった手段に至る前に、こうした学生の実態を踏まえた丁寧な相談体制を取っていただきたい」と訴えました。

 大平氏は、教育を受ける権利を保障するためには、世界から見ても高額な学費の引き下げも重要ではないかと質問しました。京都大学大学院の柴田悠参考人は、「学費の引き下げは国民全体にとって重要なことだ」と話しました。

 参考人質疑には、東京大学総合教育教育センター教授の小林雅之参考人と、公営財団あすのば理事の久波孝典参考人も参加しました。


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