2017年3月17日(金)
防衛相 責任問われる
日報データ陸自保管 赤嶺氏が追及
衆院委
|
日本共産党の赤嶺政賢議員は16日の衆院安全保障委員会で、南スーダンPKO(国連平和維持活動)派遣部隊の日報電子データが陸上自衛隊に保管されていたと報じられた問題を取り上げ、「これまでの答弁が虚偽だった可能性が出てきた」として、稲田朋美防衛相の責任をただしました。
稲田氏は「防衛監察本部に特別防衛監察の実施を指示した」と答弁するだけ。赤嶺氏が「陸幕長には報道が事実かどうか確認したのか」と繰り返しただしたのに対し、稲田氏は「公正性・正確性を期するため(事実確認には)一定の時間を要する」としか答えませんでした。
赤嶺氏は、1月中旬に陸自に電子データが残っていたことが分かり、これまでの説明と矛盾するため2月になってデータを消去するよう指示が出たと報じられている点をあげ、「誰の指示か」と追及。稲田防衛相は「私が指示したということはない」「(官邸が指示したという)話を聞いたことはない」と答えました。
赤嶺氏は「問われているのは、防衛大臣以下、防衛省・自衛隊の組織ぐるみの隠蔽(いんぺい)だ」と指摘。事実解明を行うための集中審議の実施を強く求めました。