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2017年3月15日(水)

オスプレイ 横田配備延期

米国防総省 最長3年 理由明かさず

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 【ワシントン=遠藤誠二】米国防総省は13日、米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイの米空軍横田基地(東京都福生市など)への配備開始が、従来予定の2017会計年度第4四半期(同年7〜9月)より最長3年遅れ、20会計年度(19年10月〜20年9月)になると発表しました。理由は一切、説明していません。

 米軍は15年5月、オスプレイ3機を17年後半に横田基地へ配備すると発表しました。21年までに7機を追加配備し、計10機を常駐させる計画。同基地内では、すでにCV22の配備に向けて施設整備などが始まっていました。外務省は米側の配備計画の変更について「近く詳細を説明する」としています。

 米空軍の「環境レビュー」ではCV22は横田基地を拠点に低空飛行・夜間離着陸訓練などを行い、関東信越に広がる「ホテル」訓練区域や三沢基地(青森県)、キャンプ富士(静岡県)、沖縄の米軍基地などを使用することになっています。

 CV22の主要任務は、秘密の敵地侵入や要人の暗殺・拉致などを行う特殊作戦部隊の輸送です。地形追随装置などを用い、地表すれすれに飛行するなどの過酷な訓練を行うため、CV22は空軍機の中でも高い事故率を記録しています。

「延期」でなく「中止」こそ

山下議員が表明

 日本共産党の山下芳生参院議員の話 沖縄県での墜落事故や米軍の「チェックリスト」が示すとおり、オスプレイには「破滅的」な事故を引き起こす危険があります。横田基地への配備は「延期」ではなく「中止」すべきです。他国への「殴り込み」を主任務とするオスプレイの配備・訓練を撤回させるため、沖縄と本土が連帯してたたかいましょう。


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