2017年3月13日(月)
“原発いらない” 川内即時停止訴え 鹿児島
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鹿児島県の「ストップ川内=せんだい=原発!3・11鹿児島実行委員会」は12日、福島原発事故から6年の節目に、全国に先駆けて再稼働された九州電力川内原発(薩摩川内市)即時停止と廃炉を求める集会を、鹿児島中央駅東口広場(鹿児島市)で開きました。県内各地から集まった参加者1300人が「福島を忘れない」と書かれたメッセージカードを手に、大通り約2キロをパレードしました。
共同代表の樋之口洋一さん(県民医連会長)は「集会を大成功させ三反園訓知事と九電に川内原発停止を求める県民の強い意志を示し、全国の仲間と連帯して原発のない日本を実現させよう」と呼びかけました。
原発から30キロ圏に入る6市の住民と、高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地となっている南大隅町の住民がリレートーク。薩摩川内市の鳥原良子さんは「住民の願いは、川内原発を廃炉にして、凍結している3号機増設を白紙撤回すること」と訴えました。原発事故で福島市から4人の子どもとともに鹿児島県へ避難したものの、2015年に川内原発が再稼働されるのを前に関西へ移住した西真紀子さん(47)は「電力会社や政府はどこまで国民をだまし、避難者を苦しめるのか。川内原発を止めましょう」と訴えました。