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2017年3月12日(日)

速やかな撤収の実施を

南スーダンPKO 志位委員長が主張

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(写真)記者の質問に答える志位和夫委員長=11日、国会前

 日本共産党の志位和夫委員長は11日、政府が南スーダンPKO(国連平和維持活動)に派兵している陸上自衛隊施設部隊を5月末に撤収する方針を決めたことについて、「憲法違反の自衛隊の海外派兵が破たんしたことを意味するものです」と述べ、速やかな撤収の実施が必要だと主張しました。東京都内で記者団に答えました。

 志位氏は「安倍首相は、『区切り』がついたからだといい、PKO参加5原則が現地で崩壊しているという事実を認めないごまかしをやっています。正直に国民に語るべきです」と指摘。「撤収を決めたわけですが、実施するのは5月末だといっています。撤収を決めたなら、速やかに実施すべきです。5月末まで先延ばしにするのは危険です」と強調しました。

 さらに志位氏は、政府内で昨年9月の段階から撤収の「検討」を始めていたとされていることについて、「9月の段階から撤収を検討していたにもかかわらず、11月に『駆け付け警護』など新任務を付与した。これは一体どういうことか。結局、安保法制=戦争法の最初の発動という『実績』をつくることだけが目的だったのではないか。こういう点はただしていきたい」と表明しました。


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