2017年3月10日(金)
「森友学園、疑惑隠ぺい許さない」
総がかり行動実行委 官邸前で緊急行動
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不透明な国有地の格安売却、政治家の関与が疑われている「森友学園」疑惑の徹底究明を求めて9日、総がかり行動実行委員会が首相官邸前で緊急行動をしました。学者や国会議員らも駆けつけ、集まった600人(主催者発表)の参加者は「疑惑の隠ぺいは許さない」と声をあげました。
人びとは、「森友学園」が運営する塚本幼稚園で、教育勅語を子どもたちに暗唱させていた問題を「憲法違反の戦前回帰だ」と憤り、口々に、「国会で何を聞いても『記録がない』では納得できない」「すべての問題について説明する責任は政府にある」と語ります。
東京都新宿区から参加した女性(77)は、「政治を私物化するような、とんでもないことが行われています。市民は怒っています。この問題はうやむやにはさせません」と話しました。
主催者あいさつした全労連の小田川義和議長は、「『森友学園』の籠池泰典理事長との関係性も含め、安倍首相には説明すべきことがたくさんある。関係者を国会に招致し、徹底した追及をすべきです」と訴えました。
日本共産党、民進党、社民党の国会議員が参加。日本共産党からは清水忠史衆院議員がスピーチしました。