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2017年3月9日(木)

大幅賃上げで暮らし底上げ

全労連など 春闘勝利へ中央行動

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(写真)17春闘勝利をめざす労働者総決起集会で「ガンバロー」と唱和する参加者たち=8日、東京・日比谷野外音楽堂

 2017年春闘の集中回答日を来週に控えた8日、全労連と国民春闘共闘委員会などは大幅賃上げや、まともな働き方の実現を目指して「労働者総決起3・8中央行動」を東京・霞が関を中心に行いました。全国から集まった参加者が終日、各省庁との交渉や国会議員要請、集会、デモに取り組み、「春闘勝利で暮らしの底上げを」と声を上げました。

 日比谷野外音楽堂で行われた決起集会には2300人(主催者発表)が参加。主催者あいさつした小田川義和代表幹事(全労連議長)は、今年の春闘について、アベノミクスによる、労働者への害悪が明らかになるなかでたたかっていると指摘し、大幅賃上げをかちとろうと訴えました。政府の「働き方改革」について、「企業にとって都合のいい働かせ方だ。過労死を容認する議論になっている」と批判しました。

 各労組の代表が大幅賃上げや長時間労働の是正、全国一律の最低賃金制度の実現にむけた決意を表明しました。

 鳥取市から参加した介護職員の女性(60)は、「非正規雇用の若い職員が、長時間労働、低賃金で仕事を続けられなくなっています。利用者のためにも、声を上げてよりよい環境にしたい」と話しました。


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