2017年3月8日(水)
「開閉式」ホームドアを
視覚障害者が国交省要請
本村議員が同席
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「愛知県視覚障害者協議会」(梅尾朱美会長)と「視覚障害者の権利を守る運動を支援する会」(寺西昭代表)の2団体の代表が6日、国会内で、駅のホームドア設置を求める署名2784人分を国土交通省の担当者に手渡し、視覚障害者の声を取り入れた形状でホームドアを設置するよう求めました。日本共産党の本村伸子衆院議員が同席しました。
要請のなかで、最近試行導入されている「昇降式」は誤作動などでいつ落ちてくるか分からない恐怖感があることを指摘。白杖の先でホームドアに沿って歩ける点で、従来型の「開閉式」のほうが安心だとし、「開閉式」の設置推進を求めました。
国交省は、2020年までに利用者10万人以上の駅などに優先的に設置する方針を示しています。要請に対し担当者は、ホームドア設置を加速する必要があるとの認識を示すとともに、「昇降式」への懸念は国交省検討会の「中間とりまとめ」に反映し、事業者に伝わっていると説明しました。視覚障害者から聞いた声は鉄道事業者に伝えていると述べました。
要請前にJR東日本町田駅(東京)で試行導入されているホームドアの現地調査が行われました。