2017年3月7日(火)
北朝鮮 ミサイル4発
日本の経済水域に3発落下
【ソウル=栗原千鶴】韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が6日午前7時36分ごろ北西部の平安北道・東倉里付近から日本海に向けて弾道ミサイルを4発発射したと明らかにしました。北朝鮮のミサイル発射は、先月12日の新型中距離弾道ミサイル「北極星2」に続き、今年に入って2度目。
韓国軍当局者は6日の記者会見で、北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて「大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性は低いとみている。もう少し綿密な分析が必要だ」と語りました。
ミサイルは若干の時差をもって4発発射されました。飛行距離は約1000キロで、秋田県男鹿半島の西方約300〜350キロの日本海上に落下し、うち3発は日本の排他的経済水域(EEZ)内と推定されています。ミサイルの最高高度は260キロだったといいます。
北朝鮮はこれまでも、米韓両軍が毎年行っている軍事合同演習に合わせて、ミサイル発射を強行してきました。参謀本部は今回の発射も、現在、韓国とその周辺海域で行っている米韓軍事合同演習に対する反発ではないかとみています。