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2017年3月3日(金)

トランプ大統領議会演説

むきだしの軍事的覇権主義と同盟国への負担要求

志位委員長が批判

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 2日の記者会見で日本共産党の志位和夫委員長は、トランプ米大統領の2月28日(日本時間)の議会演説について、軍事的覇権主義をむきだしの形で語るとともに、日本を含む同盟国に軍事負担を求めたものだと批判しました。

 志位氏は、トランプ氏が演説で「過激組織ISを地球上から抹殺する」とし、「史上最大の国防費増額」を宣言したことについて、「軍事的覇権主義がむき出しの形で語られた」と指摘しました。

 志位氏はさらに、トランプ氏が「NATO(北大西洋条約機構)であれ、中東であれ、太平洋であれ、同盟国に戦略上・軍事上の作戦で直接の意味ある役割を果たし、費用を公正に負担するよう期待する」と語ったことについて、「太平洋の同盟国というのは日本や韓国などを名指ししたものだ」と強調。米軍による地球的規模での軍事作戦での協力や費用負担を求めるものだとし、「たとえば今後、対IS軍事作戦を米国が拡大し、大規模な地上部隊派遣となった場合、日本に自衛隊の兵站(へいたん)支援や財政負担を求めてくる可能性もある。非常に重要な内容が語られた」と述べました。

 志位氏は、トランプ政権が軍事的覇権主義をむき出しにし、日本の負担強化を求めているときに、安倍政権が「日米同盟第一」で思考停止している危うさを指摘。「外交の根本的な転換が必要だということを痛感した」と語りました。


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