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2017年3月1日(水)

熊本・南阿蘇村 初めての共産党議員誕生

82歳立石さん 5度目の挑戦で

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(写真)村政史上初の党議席獲得を立石氏(前列左から2人目)とともに喜び合う人たち=2月26日、熊本県南阿蘇村

 熊本県南阿蘇村で行われた26日投開票の村議選で、日本共産党の立石武博氏(82)が村政史上初の党議席を獲得しました。立石氏が南阿蘇村(旧白水村)に移り住んでから15年、5度目の挑戦でした。

 当選から一夜明けた27日は、立石氏が訪れたホームセンターや郵便局で、村民から「期待しています」「よかったですね」などの声を次々と掛けられました。

 当選の知らせが入ってからは、同村初の共産党議員誕生の喜びが全国に広がりました。当選直後の選挙事務所には、党演説会に駆けつけ支援を訴えた市田忠義副委員長・参院議員、街頭宣伝でマイクを握った田村貴昭衆院議員をはじめ、当選を祝う各地からの電話が鳴りやみませんでした。

 立石氏は高校卒業後18歳で電気技師の炭鉱労働者として働き、1959〜60年の三池闘争(福岡県大牟田市)では、労働者の権利を守るため労働組合中央委員として、たたかい抜きました。党熊本県委員会では、県民の要望を聞き取り、運動の支援活動などに奮闘してきました。

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 南阿蘇村に移住してからの15年間、村民の願い・要望に耳を傾け、毎回議会を傍聴し、議員バッジはないながら、中学卒業までの医療費無料化、村内巡回バスの定期運行(週2回)、歩道整備などを村に直接申し入れて実現させてきました。

 村民からは期待や喜びの声が次々に寄せられています。

 選挙を支援した男性(62)は、訴えを聞いた村民から「今回は家族で投票しました」「頑張って」などの声が多数寄せられたと語り、「村民の要求と立石さんの公約がぴったり合い、票が積み上がった結果だと思います。すべての村民の幸福度が上がるよう、精いっぱい頑張ってほしい」と話しました。

 立石さんに投票したという男子高校生は「初めて投票した僕の1票が、立石さんの当選につながったと思うとうれしい。大きな記念になりました」と喜びました。51歳の女性は「公約の通勤・通学の要で、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の完全復旧や立野ダム建設中止はぜひ実現してほしい。共産党の議席誕生で、村民本位の政治に一歩ずつでも変えてもらいたい」と話しました。

 3月議会では「公約に掲げた国民健康保険税の引き下げや学校給食費の無料化など一般質問でただしたい」と意気盛んです。


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