2017年2月27日(月)
九州の戦争拠点化だめ
大分・日出生台 海兵隊演習反対集会
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大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場での在沖縄米海兵隊による実弾砲撃演習に反対する日出生台集会が26日、同県九重町の河川敷で開かれました。「日出生台での米軍演習に反対する大分県各界連絡会」が主催し、九州各地から約200人が参加しました。
同連絡会の遠入健夫代表は「日出生台での米軍演習を阻止すると同時に、九州は一つという気持ちでたたかいを前進させよう」と訴え、現地での監視行動への参加を呼びかけました。
「ローカルネット大分・日出生台」の浦田龍次事務局長は、海兵隊の指揮官が演習場外をジョギングする姿が昨年の演習で初めて目撃されたことについて「場外を使用した訓練が次々と拡大されかねない」と指摘しました。
日本共産党の真島省三衆院議員は、「射程距離や砲弾数は、沖縄の米軍キャンプ・ハンセンで実施されていた当時(訓練移転前)を大きく上回っています。米軍いいなりに訓練が拡大・強化されてきている」と批判しました。
各県の代表が発言し、日米共同訓練や陸上自衛隊の水陸機動団を配備する動きなどを報告しました。
大分県中津市から参加した女性(59)は、「日出生台をはじめ、九州を戦争拠点にする動きは許せない」と語りました。
5日間の夜間訓練を含む演習は27日から3月8日にかけて実施される予定で、昨年に続いて12回目。海兵隊員ら約150人が参加し、約30台の車両と155ミリりゅう弾砲5門を使用します。