2017年2月25日(土)
米軍優先の新設批判
艦載機訓練空域設定ただす
塩川議員
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日本共産党の塩川鉄也議員は22日、国が山陰沖と四国沖に新たに設定した米軍の訓練空域と、CV22オスプレイ配備問題についてただしました。
米軍厚木基地の空母艦載機部隊が岩国基地へ移駐する計画を受けて、山陰沖と四国沖に「岩国臨時留保空域」が新たに設定されました。
塩川氏は、民間航空路線が過密であり、自衛隊の訓練空域を民間航空が使用する「調整経路」が新たに設けられていることを指摘。「航空機(便数)の増大によって錯そうしている空域に、新たに米軍の訓練空域を設定することは極めて危険だ」と批判しました。
国土交通省航空局の坂野公治交通管制部長は「空域と時間を限定し安全を確保する」と答弁。塩川氏は「米軍の都合だけを優先した空域設定は認められない」と強調しました。
また、塩川氏はCV22オスプレイの低空飛行について取り上げ「CV22は最低安全高度以下の低空飛行を行うのか」と質問。防衛省の谷井淳志地方協力局次長は「運用の安全性を確保するために行うこともあり得る」と述べ、高度150メートル以下の飛行を認める姿勢を示しました。
塩川氏は夜間低空飛行を行うCV22、MV22両オスプレイの配備撤回、米軍機の訓練飛行中止を求めました。