2017年2月25日(土)
森友学園
昭恵夫人が名誉校長辞任
ホームページから「あいさつ」削除
財務省近畿財務局が、国有地を大阪市の学校法人「森友学園」(籠池泰典理事長)が開設をめざす私立小学校予定地として不透明な形で売却した問題で24日、安倍晋三首相夫人の昭恵氏が同校の名誉校長を辞任していたことが分かりました。同日の衆院予算委員会で安倍首相が明らかにしたもの。
森友学園の籠池理事長によると2015年の8月か9月ごろに名誉校長就任を打診し、了承を得たといいます。同校は教育勅語を子どもたちに素読させることなどを「教育の要」として掲げています。昭恵氏は同校のホームページであいさつし、同校を「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます」と持ち上げていました。昭恵氏のあいさつはホームページから削除されました。
答弁で安倍首相は「今回のさまざまなできごとがあったので、妻とも話し名誉校長の座を退くことになった」と説明しました。
さらに、昭恵氏の「名誉校長」就任にあたって相談があったか問われ、「森友学園についてはよく承知していなかったが、理念等は見た。大変熱心に依頼された結果、そうしたことになった」と述べ、首相自らが就任を認めていたことを明らかにしました。