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2017年2月25日(土)

医療費、中学3年まで完全無料化へ

富山市が子ども助成制度拡充

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 富山市は23日、2017年度予算案を発表し、10月から子どもの医療費を中学3年生まで完全無料化することを明らかにしました。助成費の総額は11億3659万円。

 富山市の子ども医療費助成制度は、日本共産党が市民団体とともに長年要望した結果、通院、入院ともに中学3年生まで対象となっています。しかし、所得制限や、小学生以上は窓口でいったん医療費を支払う償還払いとなる上、通院費は月千円まで一部自己負担とされ、県内14市町村の中でも遅れていました。

 政務活動費の相次ぐ不正取得に伴い昨年11月6日に実施された富山市議補選で、日本共産党は2氏が当選。37年ぶりに正式会派の4人の市議団が誕生しました。党市議団は議会で繰り返し取り上げ、昨年12月26日、森雅志市長に対して、17年度予算要望の中で完全無料化を要望。また、共産党、自民党、公明党など富山市議会の全9会派(市議会議長、副議長除く)は1月12日、森市長に「富山市こども医療費助成制度の拡充」を求める要望書を共同で提出していました。完全無料化は、こうした取り組みの中で実現したものです。

 赤星ゆかり党市議団長は「市民の大きな願いが実現できてうれしい。不正議員が大量に辞めて議会が変わり、全会派が共同で申し入れ、市長もその重みを受け止めている。党市議団としてこれからもがんばっていきたい」と話しています。


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