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2017年2月19日(日)

ネット番組「大門ゼミ」

トランプ現象読み解く

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(写真)米国の状況を説明する大門氏

 日本共産党の大門実紀史参院議員が講義するインターネット番組「大門ゼミ〜政治・経済キホンのキ!」が17日、放送されました。テーマは「トランプ現象VSサンダース旋風 経済から読み解くアメリカと日本」です。

 大門氏は、1月上旬の米国での現地調査も踏まえ、米国では人口の1%の富裕層が資産の4割を占めるほど格差が拡大していると指摘。トランプ氏が大統領になった背景には、安い労働力を求めるグローバル大企業によって米国の中間層が貧困化したことを挙げ、「中間層の気分・感情が既成政治の批判に向かった」と説明しました。トランプ氏の政策は、富裕層・大企業の減税など貧困層を助けるものではありませんが、過激な発言が不満の受け皿になったと分析しました。

 一方、大統領選挙では民主党のサンダース候補が若者の支持を集めました。政策は、反戦平和、大企業・富裕層への増税、最低賃金引き上げなど。「日本共産党と一緒ですね」と大門氏。

 大門氏は「トランプ対サンダースが本当の対決軸です。日本でも、自民・公明・維新対市民と野党の対決軸を示していくのが大事だと、アメリカに行って強く感じました」と語りました。


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