2017年2月14日(火)
共産党、初の3議席
沖縄・浦添市 現職が1・2位
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沖縄県浦添(うらそえ)市議選が12日投開票され、日本共産党は現職の伊礼悠記氏が3096票でトップ、西銘健氏が2906票で2位、新人の田畑翔吾氏が1487票を得て15位で当選を果たしました。1議席増で初の3議席となり、議案提案権を獲得しました。得票数は3氏合計で7489票と、過去最高だった前回から1277票伸ばす大躍進です。
米軍那覇軍港の浦添移設反対の公約を掲げ当選した松本哲治市長は公約を破り、受け入れを表明しました。この問題を追及する党市議団にたいし、松本市長は「共産党は那覇軍港の浦添移設を阻止する意図などない」などと誹謗(ひぼう)中傷。党市議団は議会で厳しく抗議し、選挙戦でも市民の民意は軍港受け入れ反対だと訴えました。
告示直後には安倍政権が辺野古新基地建設での埋め立てに向けた海上作業に着手。ほとんどの候補がこの問題に触れない中、共産党は辺野古新基地反対、オスプレイ配備撤回の「オール沖縄」の立場で埋め立てを許さないと正面から訴えました。
暮らしの面でも、国保税の引き上げなどに議会で反対したのは共産党だけでした。特養ホーム建設、幼稚園給食スタートなど、安倍暴走政治から市民の命と暮らしを守る防波堤の役割を発揮してきました。こうした市議団の実績と政策に期待が広がりました。
3氏は13日、そろって街頭に立ち、「日本共産党はオール沖縄の翁長雄志知事、市民の皆さんとともに、市民・県民いじめの政治を変えていくために全力を尽くします」と力強く抱負を語りました。