2017年2月12日(日)
「戦闘」を「衝突」という防衛相
辞任求めて緊急行動
安保法制やめろ 自衛隊もどせ
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自衛隊員が派遣されている南スーダンで起きた「戦闘」を「衝突」とごまかした稲田朋美防衛相の辞任を求める緊急抗議行動が10日夜、国会正門前で行われました。500人(主催者発表)が参加。学生、ママ、元自衛隊員、学者、国会議員、弁護士らがスピーチし、「稲田は辞めろ」「自衛隊を日本に戻せ」「安保法制いますぐやめろ」とコールしました。
抗議行動は、東京都内に住む日下部将之さん(42)が2日前にSNSで呼びかけました。前日の夜には、有志が告知のフライヤーをつくり、情報が拡散しました。日下部さんは「こんなに集まるとは思いませんでした。怒りをシンプルにぶつけましょう」とよびかけました。
スピーチした上智大学教授の中野晃一さんは、安倍政権と米国のトランプ政権には共通点があると指摘。「その一つが、戦略的に無能ということです。私たち有権者が追い出さないといけない」と訴えました。
「稲田さんは大臣として不適格です。国民、自衛隊員をバカにしてます」と声をあげたのは、筑波大大学院生の諏訪原健さんです。「命を軽んじるような政治は終わりにしましょう」と訴えました。
民進党の後藤祐一、日本共産党の池内さおり両衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員もスピーチしました。
稲田大臣が辞任していなければ、17日の夜も国会正門前で抗議をするとしています。