2017年2月12日(日)
政権への対抗軸 野党と市民で政策つくる
ラジオ日本番組で穀田国対委員長
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は11日放送のラジオ日本「清水勝利のこれでいいのかニッポン!!Part2」に出演し、安倍政権に立ち向かうための政策について語りました。
司会の清水氏は、4野党共通の政策が必要だとし「国民に議論をみせながら政策を決められないか」と提案しました。
穀田氏は「実現できると思う」と回答。12月9日に行われた市民連合(「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」)と4野党の意見交換会での議論にも触れ、「さまざまな運動と交流しながら政策をつくっていることを見てもらう必要がある」と述べました。
清水氏は、安倍晋三首相は次期総選挙でも経済政策を押し出してくると指摘しました。
穀田氏は、安倍首相は都合のいい経済データをいろいろあげるが、安倍政権のもとで下がり続けている個人消費と実質賃金は全く触れないと指摘。安倍首相の“詐術”を突かない巨大メディアの責任を問うとともに、野党側にも明確な対抗軸が必要だとし、「格差と貧困の是正」を強調しました。長時間労働の是正や最低賃金の引き上げ、非正規雇用から正規社員への流れをつくることで本当の好循環を生みだすことができると力説しました。
清水氏は「穀田さんの話はよく聞くと分かる」としつつ、選挙になると政権側の受けのいい言葉ばかりが国民の耳には入ってしまうと懸念。「野党側にも聴衆が振り返るような言葉が必要では」と投げかけました。
穀田氏も「政策がいいだけでなく、政策を分かってもらう必要がある。希望を語るとともに、現実的かつインパクトのある言い方をしなければいけない」と応じ、「いい知恵をいただいたので努力したい」と表明しました。