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2017年2月12日(日)

きょうの潮流

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 詩人の葵生川(あおいかわ)玲さんはアメリカと日本の関係を見つめた作品が多い。「マー君の負けた日」「グラウンド・ゼロ異稿」「ある記念品」。いずれの詩も両国の「不可思議なかかわり」を視座しています▼昨年出版した詩集『アメリカわずらい』。葵生川さんはそのなかで、戦後の日本は軍事、経済、政治の全面的なアメリカの属国だったと自民党政治を批判します。アメリカへの無原則で卑屈な態度、売国的な政策を国民に徹底的に隠す秘密主義が続いてきたと▼この前は黄金のゴルフドライバー、今度は金色のペンに書類入れ。トランプ米大統領に贈呈されたといわれる安倍首相からのプレゼントです。相手の成り金趣味におもねるような“貢ぎ物”が今度の日米首脳会談を物語っています▼知らされる中身は、まさに軍事でも経済でも“トランプ追随”。何があっても日米同盟第一の立場は揺るがないという首相ですから、当然か。入国禁止令をはじめ、世界で批判がわき起こっている問題はだんまりを決め込み、親密さばかりをアピールする場に▼食事にゴルフ、移動も一緒と気持ち悪いほどべったりの2人。信頼関係をつくるために「『ご機嫌取り』(政府筋)に徹する構え」と報じた記事もあるぐらい。こんな朝貢外交をいつまで続けるつもりか▼世界中から笑われるだけの恥ずかしい外交は誰のため。国の内外で反則のOBを連発するトランプ大統領。それをナイスショットとばかりにたたえる日本の首相。ゆがんだ目に国民は映っていません。


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