2017年2月11日(土)
政権包囲 原発ゼロを
反原連が官邸前抗議
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首都圏反原発連合(反原連)は10日、首相官邸前抗議を行いました。福島第1原発事故から6年近くたつ現在、原発ゼロを求める世論は強固になっています。国民の声を無視し、再稼働を進める安倍晋三政権。冷え込むなか参加者は、「安倍晋三は原発やめろ」「再稼働反対」と声をあげました。
東京都大田区の女性(69)は「国は“福島事故はもう終わった”という感じだが、とんでもない。知人にも福島県浪江町から避難している人がいるが、帰りたくても帰れない人がたくさんいる。補償は国として当然するべきで、自主避難者への支援打ち切りなんてとんでもない」と憤ります。
同板橋区の男性(65)は「原発は今でも手をつけられない状況だ。原発の現場作業員の働く環境は大変だと思う。一度事故が起こるとコントロールできない原発を再稼働させるなんてとんでもない」と話しました。
神奈川県藤沢市の女性(57)は「国民に原発維持の費用を押し付けるなんて許せない。安倍首相は、再稼働反対の声を聞こうとしないが、黙ってはいられない。声をあげ、安倍政権を包囲して、原発ゼロを実現したい」と語りました。
この日、700人(主催者発表)が参加。日本共産党の池内さおり衆院議員が駆けつけ、国会正門前でスピーチしました。